2004年にNHKマイルカップ、東京優駿(日本ダービー)を当時のレコードタイムで制した、変則2冠馬のキングカメハメハ。神戸新聞杯を制した後に天皇賞・秋の2週間前に故障で引退。その後種牡馬として大活躍。
2010年、2011年とリーディングサイアーとなるが、その後はディープインパクトの種牡馬としての活躍もあって2012年からはその座を受け渡した。しかし2012年〜2018年までの7年間はリーディング2位でディープインパクトに肉薄していた。
ディープインパクの悲報から10日後にキングカメハメハもこの世をさってしまう。すでにラストクロップは昨年デビューしており、今年2022年にデビューする馬はいません。寂しいですが、あとは後継種牡馬に任せてという形になりますね。
さて、3歳以上にはキングカメハメハ産駒がいますので、キングカメハメハの買いポイント、消しポイントを確認していきましょう!
ちなみにキングカメハメハの大血統はミスタープロスペクター系の中のキングマンボ系!
大血統③ネイティブダンサー系・ミスタープロスペクター系種牡馬
キングカメハメハ産駒の買いポイント
芝1600m以上の未勝利or1勝クラスor重賞でノーザンファーム生産の好調な牡馬は買い!
ノーザンファーム生産の前走5着以内の馬で1〜3番人気内の馬は単勝回収率が100%を超え、4〜18番人気の馬は複勝回収率が100%を超えてきます!
キングカメハメハ自身が好調の時に崩れなかったのが、そのまま産駒に影響しているため、また、ノーザンファームがキングカメハメハ産駒を芝1600m以上のレースで走らせる配合や育成のノウハウを確立してきているからである。
キングカメハメハ産駒の消しポイント
1200m以下で母父が大系統サンデー系は消し!
芝もダートも同じように消し!
芝1600m以上を走る能力と、芝やダート1200mでは要求される能力が全く異なるということですね。キングカメハメハ産駒の1〜3番人気の単勝回収率、複勝回収率共にかなり悪くなってしまっています。
キングカメハメハ産駒は母の個性を強く出す引き出し型
キングカメハメハ産駒は母の個性を強く引き出す引き出し型である!
ということで、キングカメハメハよりもサンデーサイレンスの個性の主張の方が強くなってしまうので芝・ダート1200に向く馬はさらに出づらくなってしまうということです!
マニアプラス
引き出し型種牡馬
キングカメハメハが引き出し型種牡馬になるので、キングカメハメハというよりは母型に何を持っているかが産駒に伝わりやすい。母父と母母父の影響をそのまま受け継ぐ産駒が多いので母父・母母父をよく見るようにした方が良いでしょう。
成長曲線
母型にサンデー系などを持っていたり、3歳前半のクラシック(ダービーなど)を目標に早い牝馬をつけて成長のピークをそこに持っていくと燃え尽きる傾向が多い。
ローズキングダム・アパパネ・レイデオロなどがやはり3歳前半がピークで古馬になって反動が出てしまって活躍はあまりなかった。
ホッコータルマエの母父はレッドゴッド系、母母父はミスプロを持っていてダート適性を持っていた。使い込んでいくことで良くなっていくのがキングカメハメハの良さであり、母型に燃え尽きる系統を持っていなければ古馬になってもかなり活躍できる。
最後に
最初にも買いた通り、キングカメハメハ産駒は昨年2021年がラストクロップ。すでに後継種牡馬であるロードカナロアなどが頑張ってくれています。
それでもまだキングカメハメハ産駒も現役で頑張っている産駒がたくさんいます。少しでもこの記事が皆さんの馬券の手助けになればと思います。
※馬券の購入は自己責任でお願いいたします。
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