大血統②世界で活躍するノーザンダンサー系種牡馬ニジンスキーダンチヒサドラーズウェルズなど

血統

ノーザンダンサーはカナダの歴史的名馬。『ノーザンダンサーの血の1滴はワンカラットのダイヤより価値がある』という格言があるほど。

祖となるノーザンダンサーは、カナダの世界的名馬でアメリカの2冠を制した馬である。種牡馬としては最初それほど期待されていなかったものの、2年目からイギリス3冠馬ニジンスキーを出すと、それ以後も活躍馬を輩出し続け、さらに産駒にも種牡馬として成功するものが多数出たことで瞬く間に世界の血統地図を塗り替えた。ノーザンダンサー系をひとまとめで見た場合、欧州圏や豪州圏では全生産頭数の過半数から8割までもを占める。北米圏でもシェアが1/3程度あり、あまりに繁栄しているためノーザンダンサー系を一括して扱わず、更に細分化することが多い。

ノーザンダンサーの直仔で一つの独立した子系統として認められるだけの実績を挙げた種牡馬だけを取り上げてみてもニジンスキー、ダンチヒ、サドラーズウェルズ、ヌレイエフ、リファール、ヴァイスリージェントなど数多い。更にそれら子系統の後継種牡馬たちもそれぞれ成功しており、大きく枝を伸ばしている。

競馬血統

サンデーサイレンス 日本競馬の礎を築いたサンデー系種牡馬

ノーザンダンサー系

ノーザンダンサー 欧州型

カナダ🇨🇦産の馬で初めてケンタッキーダービーを制したサラブレッド。次戦のプリンクスステークスも制して2冠達成。生涯成績は18戦14勝で下記に名を連ねるニジンスキーやヌレイエフ、サドラーズウェルズ、リファール、ノーザンテースト、ヴァイスリージェントなど数々の後継種牡馬を生み出した。

 

サドラーズウェルズ系

サドラーズウェルズ 欧州型

アイルランド🇮🇪で活躍。主な勝ち鞍はアイリッシュ2000ギニー、アイリッシュチャンピオンステークス、エクリプスステークス。現役時代はマイルから中距離に勝ち鞍があり、キングジョージ6世&クイーンエリザベスダイヤモンドステークス(2400m)でも2着と好走し、距離には融通が利く。

代表産駒 モンジュー、ガリレオ、ハイシャパラル

 

ニジンスキー系

ニジンスキー 欧州型

カナダ🇨🇦産まれのアイルランド🇮🇪で調教された馬。イギリス🇬🇧クラシック3冠馬。主な勝ち鞍は2000ギニー、ダービーステークス、アイリッシュダービー、キングジョージ6世&クイーンエリザベスダイヤモンドステークスなど。

代表産駒 マルゼンスキー、ゴールデンフリース、ラムタラ

 

ノーザンテースト系

ノーザンテースト 欧州型

アメリカ🇺🇸のセレクトセールにて社台グループの吉田氏が将来的には種牡馬にする事を前提に購入された。その後フランス🇫🇷に渡りG3を連勝するなど活躍が見込まれたが、イギリス🇬🇧のクラシックでは2000ギニーで4着、エプソムダービーで5着と好走。その後フランスに戻りフォレ賞でG1初制覇。生涯成績は20戦5勝。

代表産駒 ダイナガリバー、アンバーシャダイ、ギャロップダイナ

 

リファール系

リファール 欧州型

フランス🇫🇷、イギリス🇬🇧、アイルランド🇮🇪で走り12戦6勝。フランス🇫🇷の短距離を中心に活躍。クラシックにも挑戦はしたが、距離が長く敗れている。リファールはディープインパクトの母父父になります。

代表産駒 ダンシングブレーヴ、マニラ、アルザオ(ディープインパクトの母父)

 

ダンチヒ系

ダンチヒ 米国型 欧州型

ダンジグと呼ばれる事もある。アメリカ🇺🇸で活躍した。戦績は3戦3勝と少ないが手術や脚の不安がなければもっともっと活躍していたでしょう。

代表産駒 ダンススマートリー、デインヒル、アグネスワールド

 

ヴァイスリージェント系

ヴァイスリージェント 米国型

自身はカナダ🇨🇦の下級条件を2勝しただけだったが、全兄のヴァイスリーガルがカナダの年度代表馬となり、そのおかげで種牡馬入りできた。

代表産駒 デピュティミニスター、フレンチデピュティ、クロフネ

 

ストームバード系

ストームバード 米国型

アイルランド🇮🇪のカラ競馬場、デビュー戦で6馬身差の圧勝。同年5戦5勝でイギリス🇬🇧とアイルランド🇮🇪の2歳牝馬チャンピオンに輝いた。その後アクシデント続きで、凱旋門賞前哨戦で5着となり引退。

代表産駒 ストームキャット、バランシーン、サマースコール

 

ヌレイエフ系

ヌレイエフ 米国型

自身は3戦2勝で感染症にかかり現役を引退。3戦目の2000ギニーでも1着入線しているが、進路妨害で失格。その後は種牡馬生活となった。

代表産駒 ミエスク、パントレセレブル

 

ノーザンダンサー系 欧州型 米国型

ノーザンダンサー系と一つにまとめるのが難しくなっているほど、細分化が進んでいます。

欧州型

サドラーズウェルズ・ニジンスキー・ノーザンテースト・リファール・ダンチヒ

米国型

ダンチヒ・ヴァイスリージェント・ストームバード・ヌレイエフ

ダンチヒは世界的に活躍している名血で欧州型と米国型があります。それぞれに特徴が若干違ってきます。

欧州型と米国型の違い

欧州型ノーザンダンサー系はスピードよりもスタミナやパワー、馬力が強化される種牡馬となります。欧州の起伏の激しいコースでのレースとなるためスタミナやパワーを強化するような配合になっていったのです。それに比べて米国型ノーザンダンサー系はダート馬にスピードを強化するような配合が多いのです。

日本競馬で芝のスピードが必要となるため、欧州型ノーザンダンサー系の配合よりも米国型ノーザンダンサー系を配合してクラシックを目指すことが多いです。

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