ディープインパクトを始め、フジキセキ、サイレンススズカ、ステイゴールド、ハーツクライ、ゴールドアリュール、ゼンノロブロイ、スペシャルウィーク、ダイワメジャーなどなど後継種牡馬を多く輩出したサンデーサイレンス。日本競馬の礎を築くてくれた種牡馬となります。
サンデーサイレンス、SS系とも呼ばれるサンデー系種牡馬。サンデーサイレンスの産駒も、全ての産駒で特徴が違ってきます。その特徴などを見ていければと思います!
サンデー系
サンデーサイレンス
現在の日本競馬はサンデーサイレンス抜きには語れない。サンタニアダービーを制した後、ケンタッキーダービー、プリークネスステークスを制し2冠馬となる。さらにブリーダーズカップなどを制しG1を6勝。エクリプス賞年度代表馬にも選ばれた。
引退後、日本の社台スタリオンステーションで種牡馬入りし、95年から13年連続でリーディングサイアーを獲得。
サンデーサイレンスの最高傑作と言われるディープインパクトを始めとし、数々の後継種牡馬を輩出した。日本競馬の礎を作った種牡馬と言っても過言ではないでしょう。
ディープ系
ディープインパクト
言わずもがな、サンデーサイレンスの最高傑作と称されるディープインパクト。日本競馬14戦12勝でG1競争を7勝。3歳時の有馬記念では半馬身ハーツクライに及ばず日本で唯一の敗戦を喫する。翌年の凱旋門賞では2着入線後、禁止薬物が体内から発見され失格とされたもののディープインパクトの強さは見せられたレースでした。
代表産駒 キズナ、ミッキーアイル、ディープブリランテ
Pサンデー系
フジキセキ
フジキセキ自身は新馬戦で1200mを勝っており、もみじS、朝日杯を連勝してG1を制覇。その弥生賞で2000mも勝っていますが、産駒にはマイル以下で活躍する馬が多い。産駒のカネヒキリがジャパンカップダート2100mでG1初制覇、芝のG1ではマイル以下に成績が集中している。
その他のPサンデー系産駒 キンシャサノキセキ、イスラボニータ、アグネスタキオン
スピード寄り、マイル以下の適性が高く短距離で活躍した種牡馬。
Tサンデー系
ハーツクライ ステイゴールド
どちらもドバイシーマクラシック(ステイゴールドの時はG2)を勝っていて、中長距離で活躍した種牡馬になります。ハーツクライは日本馬で唯一ディープインパクトに先着した馬。ステイゴールドは稀代のシルバー&ブロンズコレクターの愛称が定着したが、引退試合となった香港ヴァーズで日本生産馬として史上初となる国外G1制覇を果たした。
その他のTサンデー系種牡馬 オルフェーヴル、ゴールドシップ、マンハッタンカフェ
中央場所の芝1800m以上でより高いパフォーマンスを発揮できるタイプが出やすいサンデー系。
Dサンデー系
ゴールドアリュール
主な勝ち鞍はフェブラリーステークス、東京大賞典、ジャパンダートダービーなど、ダートG1を4勝しサンデーサイレンス産駒で唯一のダートG1優勝馬である。種牡馬としてもエスポワールシチーや、コパノリッキー、ゴールドドリームなどのダートG1で活躍する産駒を輩出した。
その他のDサンデー系種牡馬 スマートファルコン、ネオユニヴァース、カネヒキリ
ダートで勝ち星を稼ぐ(高いパフォーマンスを発揮する馬が多い)サンデー系。
Lサンデー系
ディープスカイ
初勝利までに6戦かかったが、ディープスカイ自身はNHKマイルカップから東京優駿(日本ダービー)を連勝しているが産駒にG1勝利馬はいない。このLサンデー系の産駒に重賞勝利はそこまで多くはないもののローカルの競馬場で強さを見せるのが特徴でしょう。
その他のLサンデー系種牡馬 ドリームジャーニー、ナカヤマフェスタ、リーチザクラウン
中央場所よりローカル競馬場で勝ち星を稼ぐ(高いパフォーマンスを発揮する馬が多い)サンデー系。
最後に
サンデー系と一言で言っても数多くの産駒がいて、そして数多くの特徴を継承している。サンデーサイレンスからはじまったこの父系はこれからも日本競馬の基礎として残っていくことでしょう。
ディープ系、Pサンデー系、Tサンデー系、Dサンデー系、Lサンデー系の特徴を考えていけば馬券を組み立てていけばさらに競馬というスポーツも楽しめるかもしれませんね!
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