2020の秋G1は1番人気が強い、そして牝馬が、ルメールが強い。
スプリンターズステークス グランアレグリア
秋華賞 デアリングタクト
菊花賞 コントレイル
天皇賞・秋 アーモンドアイ
エリザベス女王杯 ラッキーライラック
マイルチャンピオンズカップ グランアレグリア
ジャパンカップ アーモンドアイ
これまで全て1番人気が勝利している。
牡馬牝馬混合G1では全て牝馬が優勝。スプリンターズステークスを勝ったグランアレグリアは勢いそのままにマイルCSも優勝。春の安田記念との同一年春秋マイルを制した。鞍上はクリストフルメール騎手。マイルCSでは過去10年連対のなかった牝馬が優勝。
無敗で牝馬3冠を達成したデアリングタクト、鞍上は松山騎手
無敗で牡馬3冠を達成したコントレイル、鞍上は福永騎手
天皇賞・秋でG1 8勝目を飾ったアーモンドアイも中3週を心配されながらも圧勝で今日のジャパンカップを優勝し、G1 9勝目
牡馬3冠のコントレイル、牝馬3冠のデアリングタクトに現役最強は私だと言わんばかりの圧勝で後ろ姿を見せつけた。鞍上はクリストフルメール騎手。
アーモンドアイに負け続けていたラッキーライラックはエリザベス女王杯を2連覇で優勝。鞍上はクリストフルメール騎手。
G1を7戦して5勝の固め打ち。クリストフルメール騎手の騎乗技術は抜群だった。
今日のジャパンカップ
アーモンドアイは最後のレースだと感じていたのだろうか?これまでの負けは全て敗因がはっきりしていた。
新馬戦2着 距離適正
安田記念3着 ゲート直後の不利
有馬記念9着 小回り、コーナーが多い
安田記念2着 中2週のローテーション
だからこそ今回の中3週のローテーションも心配された。
しかし現役最後のレースは中3週のローテションや、東京競馬場の荒れた馬場、全てのマイナス要素を跳ね除けて無敗の3冠馬2頭に圧勝した。
やはり現役最強馬の名に恥じぬ完璧なレースだった。
これが日本最強のアーモンドアイだった。
そして2着馬コントレイル
秋3戦目でお釣りのないように見えたコントレイル。神戸新聞杯は圧勝したものの、菊花賞でアリストテレスには道中ずっとマークされ、直線では叩き合ってクビ差辛勝。初めての3000mを走った後とは思えないレース内容だった。上りは最速をマークしアーモンドアイにコンマ2秒差の2着。今年の3歳世代の牡馬のレベルが低いとは言わせない。そんな世代を代表した走りを見せてくれた。
3着馬デアリングタクト
アーモンドアイとコンマ2秒差、コントレイルにタイム差無しの3着。こちらも3歳牝馬を代表した走りを見せてくれた。デアリングタクトの意地を見たような気がした。3歳牝馬はレベルが低いと言われていたが、やはりそんなことはなかった直線ではコントレイルに次ぐ上り2位、古馬相手にもやれることを証明したレースだった。
3強対決で3強がそのまま馬券になった。
そんな歴史的レースを見れたことに感謝したい。
菊花賞の後、ジャパンカップ参戦を表明してくれたコントレイル陣営、そして天皇賞・秋後参戦を表明してくれたアーモンドアイ。
世紀の1戦の何ふさわしいレース。そしてレース結果。
アーモンドアイの引退は寂しいが、こんごコントレイルやデアリングタクトが競馬界を引っ張って行ってくれるだろう。また、3〜4年後アーモンドアイの子供がこのターフを盛り上げてくれるだろう。
アーモンドアイがこれまでにくれた感動に本当に感謝したいと思う。
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